VideoPress モジュールを使うと、ご自分のパソコンから動画をアップロードしてサイト内で直接保存したり再生したりできます。この機能を利用するには、VideoPress アップグレードが有効になっている WordPress.com アカウントが必要です。
VideoPress の利用を開始するには、以下の手順に従ってください。
- Jetpack を WordPress.com アカウントと連携する
- Jetpack 機能を有効化する
- 設定を調整する
- 投稿エディターの「メディアを追加」ボタンをクリックして投稿に動画をアップロードする
Jetpack と VideoPress を関連付ける
VideoPress アップグレードを追加した WordPress.com サイトに Jetpack を関連付けるには、「Jetpack → 設定」 に移動し、VideoPress モジュールにマウスオーバーして「設定」リンクをクリックします。
次の画面でドロップダウンメニューから連携済みの WordPress.com ブログを選択し、その他のオプションからお好みの設定を選んで「変更を保存」ボタンをクリックしてください。
動画のアップロードと挿入
投稿エディターの「メディアを追加」ボタンをクリックします。
その後、メディアアップローダーの左にある「VideoPress」タブをクリックします。
ここから新しい動画をアップロードするか、 VideoPress ライブラリ内の動画を選択できます。
追加情報
このモジュールを使うことで、ワンクリックで自分の WordPress.com 動画ブログにログインしたり、動画の [videopress xyz] ショートコードを取得したり、それを自分の投稿に挿入したりといったことができます。動画コンテナの幅と高さを指定するには w= h= ショートコード属性が使えます。freedom=true のショートコード変数を用いれば、ライセンスフリーな形式の動画のみを再生することができます。autoplay=true のショートコード変数を設定することで、動画の自動再生が可能になります。flashonly=true のショートコード変数を設定すれば、強制的に Flash 動画を埋め込むこともできます。以下のショートコードが使えます。
- [videopress xyz] では、デフォルトのテーマのcontent_widthがある場合はそれを用い、そうでない場合には400ピクセル幅を用います。
- [videopress xyz w=640] では、アスペクト比を維持しつつ、動画コンテナの幅を640ピクセルに指定します。
- [videopress xyz w=640 h=360] では、動画コンテナの幅と高さ両方を指定します。
- [videopress xyz h=300] では、アスペクト比を維持しつつ、動画コンテナの高さを300ピクセルに指定します。
- [videopress xyz freedom=true] では、ライセンスフリーなフォーマットの動画のみを再生できます (現在では、OggのTheora動画とVorbisオーディオのみ)。
動画プレビュー要素と HTML5 動画は WordPress 投稿またはページに直接挿入され、CSS を使ったスタイルのカスタマイズやサイト統計情報への追加などに対応しています。
トラブルシューティング
このモジュールを利用するには WordPress.com のアカウントが必要ですか ?
はい、必要です。このモジュールでは、アップロードした動画やトランスコード済み動画ファイル、関連情報をホスティングするために、 VideoPress アップグレードを追加した WordPress.com サイトが必要になります。Jetpack と関連付ける際に WordPress.com アカウントは作成してあるので、動画ファイルをホスティングするにはサイトを追加するだけです。
このモジュールを使って、自分のサーバーで動画を保持することはできますか?
できません。このモジュールには VideoPress アップグレードを追加した WordPress.com サイトが必要で、お使いのサーバー上での動画ホスティングには対応していません。
すでに VideoPress プラグインを使っています
今後 VideoPress での機能更新は Jackpack のみに適用されますので、単体版の VideoPress プラグインは無効にし、Jackpack 経由で VideoPress を使われることを強く推奨します。
ライセンスフリーの再生設定にしたら、閲覧者から再生に関する問題が寄せられます。
無料にはそれなりのリスクが伴います。
Flashランタイム変数はどのように変更すれば良いですか ?
video_flash_params
フィルターをフックして、ページのマークアップで定義されている Flash 変数を変更してください。注: allownetworking
や allowscriptaccess
の値を変更すると、動画再生がうまくできなくなる場合があります。ウィンドウモードを変更すると、視聴者側の再生パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
埋め込んだ Flashファイルが z-index を無視してすべてのページ要素よりも上に表示されます
最近の Adobe Flash player は、パソコン・タブレット・スマートフォンの特定のコンポーネントによって処理されるレイヤーとしてコンテンツを分割しています。視聴者はこのタスクごとの最適化により、明確なレイヤー制御をした場合よりも少ないメモリ領域および電源使用量を使って快適に動画を観ることができます。詳しくは Adobe による ブラウザの Flash 埋め込み wmode
対応情報をご覧ください。
Flash をインストールしていない環境 (iPhoneなど) で表示されない動画がある場合
一部の動画パブリッシャーは、動画の埋め込みや共有の機能を制限しています。HTML5 動画ではページマークアップに動画ファイルの完全な URI が含まれますが、再生する場所や動画配信を制限しようとするパブリッシャーの中にはこれを懸念する人もいます。制限された埋め込みは Flash のマークアップを用いたページに含まれます。