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Jetpack で同期するデータ

WordPress.com との接続に必要な情報として、Jetpack はサイトのデータを WordPress.com サーバー (Jetpack のすべての機能を支えるサーバー) に一時的に保存します。

Jetpack の優れた機能を活用するにあたっては、サイトのコンテンツ、設定、構成に関する特定の情報が当社のサーバーと同期していることが前提となります。 このデータは、Jetpack がインストールされ、WordPress.com に接続された時点で同期を開始します。

ここで注意が必要なのは、Jetpack のすべての機能で必要とされるデータは、その機能が有効化されているかどうかにかかわらず Automattic のサーバーと同期される点です。

同期されたデータはプライバシーポリシーの規約に従って取り扱われます。

コンテンツと設定

Jetpack は、通知メールWordPress.com Reader などにサイトの情報を正確に表示するため、次の情報を同期します。

  • サイト名
  • サイトのキャッチフレーズ
  • サイトのタイムゾーン
  • サイトの場所
  • パーマリンク構造

異なる場所やデバイス (WordPress.com デスクトップアプリやモバイルアプリなど) でのコンテンツの作成や管理を可能にするため、以下に関する情報も同期の対象になります。

  • 投稿 (作成者の WordPress.com ユーザー ID を含む)
  • ページ (作成者の WordPress.com ユーザー ID を含む)
  • カスタム投稿タイプ
  • その他の関連するメタデータ (以下を含む):
    • 投稿が公開されているかどうか
    • 投稿が検索対象から除外されているかどうか
    • 投稿のパーマリンク
    • 投稿の抜粋 (該当する場合)
    • 投稿の WP.me 短縮リンク (該当する場合)
    • 投稿作成者の外部 ID (対象サイトに固有のもの)
    • 投稿のアイキャッチ画像 (該当する場合)

こうしたコンテンツをインデックス化することで、サイトのサーバーへの負荷を軽減するとともに、関連コンテンツ最適化された検索インデックスを作成し、適切な場所に表示することが可能になります。

Jetpack は、次のようなユーザー情報のさまざまな要素を同期します。

  • 登録ユーザーのユーザー ID、ユーザー名、メールアドレス、権限グループ、権限。ただしパスワードは対象外です。
  • サイトに変更を加えたユーザーの ID とその変更が行われた時間 (新規ユーザーの追加、サイトアイコンの変更、コメントの削除を行ったユーザーの ID など)
  • Twitter のユーザー名 (Jetpack で設定されている場合)
  • パブリサイズ連携データ (連携サービスに関連するメールアドレスやユーザー名を含む)
  • WordAds ユーザーの場合、アカウントのメールアドレスや住所も同期の対象です。プログラムの利用規約の全文はこちらで確認できます。
  • ログインに成功した回数と失敗した回数 (ログイン操作を行った個人の IP アドレスやユーザーエージェントを含む)

このユーザー関連データは、Jetpack により以下を含むさまざまな形で活用されます。

テーマとプラグイン

テーマとプラグインに関連する次の情報は同期の対象です。

  • 現在使用しているすべてのテーマとプラグインの名称
  • バージョンと機能 (アイキャッチ画像、メニューの位置、保留中の更新など)
  • プラグインのインストールパス

Jetpack はこの情報をもとに次のようなサービスを提供します。

その他のデータ

Jetpack の機能をさらに拡張し、向上を図るために次のデータも同期の対象としています。

  • コメントとそれに関連する次のようなメタデータ
    • コメント投稿者の名前
    • コメント投稿者のメールアドレス
    • コメント投稿者の URL
    • コメント投稿者の IP アドレス
    • コメント投稿者の Wordress.com ユーザー ID (わかる場合)
    • コメント投稿者の外部 (対象サイトに固有の) ユーザー ID (わかる場合)
  • タクソノミー (カテゴリーやタグなど)
  • カスタムタクソノミー (サイトで使用されている場合)
  • メニュー
  • 許可リストに登録されているすべてのオプション、定数、関数の出力 (サイトがマルチサイトインストールかどうかなど)
  • WordPress と Jetpack のすべての主要オプション
  • 一部のWooCommerce オプションとデータ

このようにさまざまな情報を同期することで、コメントスパム対策 (Akismet を使用している場合)、通知の表示、WordPress.com Reader で分類されたコンテンツの表示、WordPress.com (デスクトップアプリやモバイルアプリを含む) から直接メニューや投稿データを編集する機能の追加など、さまざまな機能が利用可能になります。

機能別に同期されるデータ

Jetpack の個々の機能で同期の対象となるデータの種類を調べるには、次のリンクをクリックしてプライバシー情報の詳細を確認してください。一部の機能は自動的に有効化されます。以下のリンク先で、それらを無効化する手順も併せてご確認いただけます。

機能 自動有効化しますか ?
Jetpack コメント
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セキュリティ
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パブリサイズ
フォームブロック Checkmark Circle
共有
無限スクロール
総当たり攻撃からの保護 (プロテクト) Checkmark Circle
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特定の機能のプライバシーや同期に関するドキュメンテーションについて不明点がある場合は、お問い合わせください

WooCommerce Shipping & Tax

WooCommerce Shipping & Tax では、ストアの運営に役立つ機能を提供するため、Automattic のサーバーやパートナー企業との連携を利用します。それらの機能の一部 (税金の計算や配送に関するものなど) は、機能する上でサイトから取得したデータを必要とします。

支払い

ユーザーが Stripe または PayPal で支払いを受け取ることを選択した場合、当社はユーザーから提供されたメールアドレスをユーザーが選択したいずれかのサービスと共有する場合があります。これにより既存のアカウントがあるかどうかを判断し、アカウントが存在しない場合は自動的に作成します。ユーザーが Stripe を使用する場合、Stripe はユーザーの支払いデータやアカウントのアクティビティにアクセスする権限を当社に付与します。当社はこのデータを保存しません。

支払いを処理する際に、決済処理やサポートに必要な情報 (合計購入金額や請求先情報など) を含め、ユーザーとその顧客のデータの一部が関連するサードパーティに渡されることになります。

詳しくは、関連するサードパーティのプライバシーポリシー (Stripe のプライバシーポリシーPayPal のプライバシーポリシー) を参照してください。

税金の計算

税金の計算は TaxJar で行われます。税金計算機能を使用する場合、TaxJar は顧客のお買い物カゴ内にある商品の価格、送料、ストアの住所、送り先の住所など、顧客の購入に関連する情報を受け取ります。サイトと Automattic 間、Automattic と TaxJar 間でやりとりされるデータは、すべて HTTPS によってエンドツーエンドで暗号化されます。TaxJar での情報の取り扱いについての詳細は、TaxJar のプライバシーポリシーを参照してください。

配送料金とラベル

WooCommerce Shipping & Tax のリアルタイムの配送料金と配送ラベルの機能を活用する目的において、ユーザーとその顧客に関する特定の情報 (配送に関するもの)、お買い物カゴや注文、サイトの構成に関する情報が Automattic のサーバーを介してパートナー企業である EasyPostUSPSCanada Post などの各郵送サービスに渡されます。データの取り扱いに関しては、ユーザーから送信されたデータを検証した上で (ただし保存は行わずに)、そのデータを当社のパートナーに渡します。当社のパートナーは、Automattic との契約およびパートナー各自のプライバシーポリシーに基づいてデータを処理します。サイトと Automattic 間、Automattic と当社パートナー間でやりとりされるデータは、すべて HTTPS によってエンドツーエンドで暗号化されます。

キャリアの配送料金 (USPS や Canada Post など) をリアルタイムで表示するため、WooCommerce Shipping & Tax は配送に関連する次のような情報をサイトから当社のサーバーに送信します。

  • ユーザー (販売者) が変更を加える場合や顧客に代わって料金を取得する場合に検証を行うための配送地域設定 (発送元の郵便番号、有効な配送サービスのリスト、パッケージングマネージャーに追加したカスタム荷物のリストを含む)
  • 購入された商品の寸法、重量、商品 ID、数量
  • 荷物の送付先住所 (番地、郵便番号、都市名、国名、州名)

その他、WooCommerce Shipping & Tax は1日に1回、各配送サービスの設定に変更がないかをサーバーに問い合わせます。そうすることで、ユーザーが意識的に更新しなくても新しいサービスや配送方法を追加できるようになっています。当社は、このデータの一部 (ユーザー ID、サイト ID、店舗所在地、通貨、パッケージ/商品の寸法、ソフトウェアバージョンなど) を保存します。このデータが当社のパートナーと共有されることはありません

配送ラベルを提供するため、WooCommerce Shipping & Tax は以下を含む配送情報をサイトから当社のサーバーに送信します。

  • マーチャントと顧客の名前、住所、電話番号
  • ラベルのパッケージ設定 (パッケージの寸法や重量)
  • 選択された WordPress.com の支払い方法

配送ラベルを購入するには、WordPress.com に支払い方法 (クレジットカード情報) を保存するよう求められます。当社は各配送ラベルのコピーを当社のサーバーに保管し、当社のパートナーも配送ラベルのコピーをサーバーに保管します。そうすることで、ラベルの再印刷やサポート依頼の受付がスムーズになります。

注文

当社は以下の例外を除いてサイトの注文に関連するすべてのデータを同期します。

  • 購入者の請求先住所と配送先住所の番地
  • 購入代金の請求や購入品の配送を行う業者の名称
  • 購入者のメールアドレス
  • 購入者の電話番号
  • トランザクション ID
  • 購入者の IP アドレス
  • 購入者のユーザーエージェント

使用状況データの収集

WooCommerce Shipping & Tax の改善に役立てるため、当社のサーバーはサイトからの各リクエストを自動的に記録します。各リクエストには、サイトで WooCommerce Shipping & Tax が初めて有効化された時点でランダムに生成されるユニーク ID が付与されます。このユニーク ID は匿名の識別子であり、個人に結びつくものではありません。ユーザーとその顧客の匿名性を守るため、各リクエストは記録される前にマーチャントや顧客を特定できる情報 (マーチャントの名前、住所、電話番号、顧客の名前、住所、電話番号) が削除されます。

その他のデータ

また、リクエストごとに以下のデータを同期しています。

  • 配送地域の設定 (検証に使用)
  • WordPress.com で設定された支払いの取得方法

このデータを同期することで、適切な配送方法を表示したり、正しく変換されたテキストや計測単位を返したりなど、数多くの便利な機能を利用できます。

また、ユーザーが当社のサービスを利用する際に発生する情報 (ページの表示数、ボタンのクリック数など) を、ウェブブラウザー、モバイルデバイス、サーバーで一般的に取得可能な情報 (ブラウザーの種類やオペレーティングシステムなど) と合わせて収集することもあります。当社はこのような情報を、たとえばユーザーへのサービス提供のため、あるいはユーザーがどのように当社サービスを利用し、当社がどのようにサービスを向上させられるかについて理解を深めるために使用します。

Jetpack を介して同期されたすべての WooCommerce 関連のデータポイントについては、当社の公開コードリポジトリを参照してください。

詳細

同期の対象、同期する理由、同期の目的についての詳しい情報は、以下のリソースを参照してください。

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